« 炉壇 その1 | トップページ | 炉壇 その3 »

炉壇 その2

あの電話の気さくなご主人が対応してくれるものと思っていたら、奥さんと若い店員さん。

皆さんよく使っているといって見せてくれた電熱ヒーターは、野々田式のでも、ヤマキ電器のでもなかった。私がカタログで見たものは、電熱線は炭の形をしたものにくるまれていて直接見えないのだが、お店のは昔あぶり出しをした時に使った電熱線がぐるぐると渦巻状になっているもの。その下に無骨な炭を模したものがついている。五徳はついてない。「五徳をひっかけて使えます。見た目は変だけど、お釜を載せてしまえばいい感じになります」。うーん、ほんとに見た目はすごく変・・・。「遠赤外線のものより直にお釜に電熱線があたるので、お湯がすぐ沸きます」

遠赤外線のカタログの売り文句は、「炭型の電熱器ですが、従来のニクロム線が剥き出しになっているタイプではなく、表面がセラミックで加工されています。水濡れや灰(灰止めが必要)を気にすることなく安心してお使い頂けます。また、熱伝導も良く、コストも低いので経済的です」(ヤマキ電器)。「銀葉を使えばお香もたけます」(野々田式、ヤマキ電器)。

お店の人が勧めるんだから、使いやすいものだと思うのだけれど、水濡れによる断線の危険は? お香は? 野々田式やヤマキ電器のほうがよいように思えて、扱ってないか聞いたところ、「炉と電熱ヒーターが一緒になったものは、底が浅いので、平べったいお釜しか使えませんよ。それでも少しお釜の位置が高くなります」という目からウロコのアドバイス! そんなところまで考えてませんでしたー。

そう言われてカタログをチェックすると、野々田式は五徳のツメから畳の面まで120mm。炉のお点前では、お釜に柄杓を伏せて置いたとき、柄杓の柄と畳の間が指1本分空くように五徳でお釜の位置を調節します。普段お稽古してて、お釜のふたがちょうど畳の面から出るぐらいだから、お釜の高さ130-140mm? ありえなーい。柄杓のお水をためる部分(合(ごう)といいます)の高さが測ったら55mm。そんなお釜からお湯はすくえません・・・。

つづいて、ヤマキは・・・。炉壇の深さ210mm+畳の厚さ66mm-電熱ヒーターの高さ140mm=136mm。野々田式より少し深いとはいえ、あまり変わらない・・・。

普通の炉壇は深さ300mm+畳の厚さ66mm-五徳の高さ80-130mm(いろいろあるみたい)=最低231mm。全然違うわ。

というわけで、炉壇は単独で据え付け、電熱器を使うときは炉壇の中に入れ、コードは畳に這わす(丸見え)ということになりそうです。でもまだ、コードが見えないすっきり電熱炉壇に惹かれるものが・・・。炉壇の回りも断熱材で囲むので、床下のコンセントが熱に耐えられるかどうか、工務店さんと電気屋さんと相談して決めよう。

一応、無骨なヒーターのコードの長さを確認。2.1m。水屋のコンセントには到底届かない。押入れの中にコンセントが必要です。

今日の LOW … 夫の健康診断の結果がよくない。

今日の HIGH … 真っ青の空。

« 炉壇 その1 | トップページ | 炉壇 その3 »

おうち」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。
炉のことで調べていて、こちらにたどり着きました。とっても参考になりました。ありがとうございます(*^^*)

五徳をひっかけて…というタイプのものを探してますが、なかなかみつからなくって。どちらのメーカーのものですか?

kayuujinさん、はじめまして。

こんな記事書いていたのね、と今更ながらに思っています。

五徳をひっかけるタイプはどこのものか分からないのです・・すみません。

今は、普通の炉壇にヤマキの電熱炉(五徳あり)を入れて使っています。コードは丸見えです。炉用の電熱とお釜を購入してなくて、風炉用の電熱とお釜で「なんちゃって炉」として使っているのですが、電熱の下にレンガを3個置いてちょうどよい高さになっています。恐らく炉用の電熱とお釜を入れても高さ的には大丈夫だと思います。

風炉の畳を入れてしまったので、炉壇の深さ等確認できず、あやふやな回答でごめんなさい。また、何かご質問等あればコメントくださいね。

お返事ありがとうございます!

陶器の炉壇をいただいたので工事をしようと思ったのですが、お道具屋さんにコードがみえないタイプを勧められ悩んでました。

茶道はわからないことばかり…調べてもはっきりしないことばかり…一生勉強ですね(o^^o)

陶器の炉壇というのもあるのですね。
知りませんでした。

本当、一生勉強です。

いいお茶室ができますように!

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/201211/16409968

この記事へのトラックバック一覧です: 炉壇 その2:

« 炉壇 その1 | トップページ | 炉壇 その3 »

2016年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

ウェブページ

無料ブログはココログ

最近のトラックバック